2015年4月30日木曜日

gravity「重力」で覚える英単語

前回、『ゼロ・グラビティ』を紹介したので、

今回は久しぶりに単語の解説をします。

「gravity = 重力」はおなじみですが、

そもそも重力とは、地球が物体を引きつける「引力」ですね。


例えば、gravitateという動詞は次のように使われます。

He gravitated toward the field of clothing design.
「彼は服飾デザインの分野に引き寄せられた。」


慶応の理工でも出題されています。

By accessing the telescope’s imagery via the Internet, Perlmutter was able to study new type-Ia supernovae from his office in Berkeley. In 1992 they discovered a type Ia at redshift* 0.46, from a time nearly halfway back to the Big Bang ― a new record. Meanwhile, new scientists gravitated to his team, by then known as the Supernova Cosmology Project.

下線部の意味に最も近いものを選びなさい。
1.were attracted    2.were introduced    3.were led  4.were scouted

2013 慶応義塾大学 理工





正解は1. were attracted  ですね。

魅力で引きつけるという意味のattractと言い換え可能です。




また、単純にgravityの「重さ」を意識すると、「物事の重大さ」という意味にもなります。

こちらは映画で耳にする表現です。



aggravateという動詞も「重くする」という意味で、病気や困難を悪化させるという意味で使われています。

aggravate the damage「傷を悪化させる」
aggravate the situation「状況を悪化させる」

大学入試では主に医学部で、語彙問題に出題されています。

TOEICのpart 4でも出題されていました。


3つとも要チェックの単語です。

・gravitate「引きつける」
・gravity「物事の重大さ」
・aggravate「悪化させる」



2015年4月24日金曜日

『ゼロ・グラビティ』(2013)【オススメ映画100選】3/100



先日発売されたテキストでも扱われている映画です。
アカデミー賞も7部門受賞!

最近はセミナー開催するほど『インターステラー』にハマっていますが、似た系統の映画として、『ゼロ・グラビティ』は自信を持ってオススメできる映画です。

普段宇宙ものの映画を観ない方にも是非見ていただきたいです。


◇オススメポイント

 

・宇宙に取り残される絶望感

あの広い無重力空間に放り出されるのを想像するだけでゾッとしますが、アルフォンソ・キュアロン監督の長回し映像によりさらに絶望感が煽られます。

映画開始から17分間の超長回し映像...
スペースデブリ(宇宙を飛び交う破片)の脅威をリアルに味わうことができます。
IMAX3Dで鑑賞しましたが、3Dはまさにこの映画のためにあると思えるほど絶望しました。

スペースデブリはいわゆる宇宙ゴミなんですが、実際に地球の周りを軌道を秒速8kmで回っているので、ぶつかれば人工衛星でも爆発するそうです。

・対比される希望

ラストシーンにかけても緊張感満載で心臓バクバクなんですが、
最後のセリフと、タイトルの"Gravity" が表示された瞬間、涙が溢れます。
詳しくは是非見ていただきたいですが、この映画のラストは希望に溢れています。

邦題は『ゼロ・グラビティ』 になってしまっていますが、
原題は”Gravity”です。

映画には変な邦題がつくことが時々ありますが、
この作品もその一つです。

ただ、英語講師的な視点で見ると、
邦題と原題のギャップを比べることで学べることがあります。

是非、映画をご覧になって、原題の意味を考えてみてください。











2015年4月20日月曜日

テキスト『English Delight of Movie English and TOEIC』



映画英語教育学会のメンバーとして執筆したテキストが本日発売されました。
本の執筆は目標の一つなので、今回のテキスト執筆は夢への第一歩です。

映画に関する英文を読み、TOEIC形式の問題を解くという内容です。

今回、僕はUnit 10の『ソーシャル・ネットワーク』に関する英文と問題の作成を行いました。

予備校での授業は大学入試の過去問を使うことが主なので、
素材を選び、どう料理するかが仕事なんですが、
今回は素材を作るところから関わることができたので、
とてもいい経験になりました。



TOEICの英文は広告やメールなので、読んでいて全く面白くありません。
市販の公式問題集などでTOEIC形式の問題を解いていると、
もう、イヤになってくるんです。
これは多くの学習者が同じだと思います。

このテキストは映画好きであればもちろん、
映画にあまり興味が無い方も、英米文化や社会問題に触れることができるので
面白い内容になっています。

扱っている映画も『塔の上のラプンツェル』(2010)、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 (2012)、『マネーボール』(2011)や『ゼロ・グラビティ』(2013)など、最近の映画が多く、個人的にもオススメな映画ばかりです。
僕も他の執筆者が書いた箇所を読みましたが、とても面白かったです。



普段授業するときは料理人の気持ちですが、今回は素材を育てる農家の気持ちです。

多くの文法事項や語彙が学べるように英文を丹念に作りこんだので、
読めば読むほど骨太な英語力をつけることができるはずです。


オススメ映画100選の連載記事も始めたので、
近々このテキストに使われる映画も紹介していきたいと思います。







*****

今回、お世話になっている方々に献本させていただいたのですが、
関正生先生、土岐田健太先生にブログでご紹介いただきました。

身に余るお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。








2015年4月6日月曜日

『マトリックス』(1999)【オススメ映画100選】2/100



いわずと知れた名作ですが、今の高校生・大学生は見たことがない人が多いようです。
アクションも素晴らしいですが、哲学的なテーマをじっくり考察しても面白い作品です。

◇オススメポイント

ウォシャウスキー兄弟の最高傑作です。

15年も前の映画ですが、今見ても楽しめる革新的な映像。
テーマも「電脳世界」といった仮想現実であり、今のSNSにも当てはまるところがあります。

(LINEやTwitterもときどきアカウントを乗っ取られている人がいますが、「あ、エージェントスミスだ」みたいに思ったりします。笑)

作品中に散りばめられたメタファーも見どころです。聖書をモチーフにした暗示が多いので探してみるのも面白いです。

ウォシャウスキー姉弟の最新作の『ジュピター』は、個人的にはイマイチでしたが、『マトリックス』は映像以外にも深みがある映画なので、是非。


◇好きなセリフ



There is a difference between
knowing the path and walking the path.

違うのだ
道を知ることと
実際に歩むことは






2015年4月5日日曜日

『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』(2002)【オススメ映画100選】1/100


文化を学べたり、いいセリフがある映画を中心に、英語講師の視点でオススメの映画を紹介していきます。

◇あらすじ

『 マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』 はアメリカを舞台にしたラブコメディ。
 ギリシャ系アメリカ人女性と、普通のアメリカ人男性が結婚します。

◇オススメポイント

異文化間のコミュニケーションを描いたもので、これ以上の作品はないでしょう。
「ギリシャ人はギリシャ人と結婚しなくてはならない」と刷り込まれて育ったトゥーラはごくごく普通のイケメン(?)アメリカ人に恋に落ちます。ギリシャ人であることを誇りに思っているお父さんに猛反対されますが、徐々に打ち解けていきます。

日本人からみると、アメリカ人はテンションが高くて、すぐハグするイメージがあると思いますが、ギリシャ人はそんなアメリカ人が引いてしまうくらいハイテンションで、ものすごい勢いでハグします。

ハグやキスなどの接触行動は文化によって違うことが知られていますが、映画で疑似体験できるところがいいです。

もちろん映画なので、脚色はありますが、強烈なハグを受けてドン引いているアメリカ人がコミカルに描かれています。

結婚式もギリシャ式で行われるのですが、ギリシャ式の結婚式では花嫁がバージンロードを歩く時にみんなでツバを吐きかけます。魔除けの意味があるらしいのですが、なかなかの衝撃です。笑

式は終始ギリシャ語で行われるので、参列した花婿の両親にとってはチンプンカンプンなんですが、このときに父親が言う"It's all Greek to me." というセリフもシャレがきいていていいですね。

字幕では「何を言ってるのかしら」に対して「ギリシャ語さ」となっていますが、この表現はシェイクスピアの引用で「チンプンカンプンだ」という意味で使われるので、言った後のお父さんの顔が得意げなんですね。





2015年3月23日月曜日

3月29日は映画で学ぶ英語の授業 第3弾

詳細はこちらです。
https://eventon.jp/331/

アクセスがやや分かりにくいですが、

博多駅に博多口側から入り、阪急の10階に直行するエレベーターに乗れば、会場の正面に着きます。

エスカレーターの場合は10階のくうてんまで上がり、阪急側に進めば一番奥にあります。
ちょうど、映画館Tジョイ博多の上になります。

では、よろしくお願いします。


2015年2月26日木曜日

前期日程終了 お疲れ様でした。

後期を受ける人はまだまだ気が抜けませんが、
入試が終わって開放感に浸っている人はさっそく新しいことを始めましょう。

□英語

英語に関して言えば、受験期に研ぎ澄ました力をナマクラにしないために、
良質な英文に触れるようにしてください。

自力で構文は把握できるのであれば、多読用の教材として、テーマ別英単語academic 初級がオススメです。



1日1〜3個の英文を丁寧に構文をとって読んだ後、CDでオーバーラッピング→シャドウイングすれば教養とともに英語力がつきます。

一周してしまえば音声だけ持ち歩いて、歩きながらシャドウイングをすれば毎日確実に勉強時間が確保できます。



今日、一人TOEICのことを聞きに来た生徒がいましたが、
資格試験もアリだと思います。

TOEICを受けるならとりあえず今すぐ申し込むことです。
なんなら質問に来る前に申し込んでいるのがベスト。
行動力がある人は伸びます。



□読書

授業中に何冊かオススメしたものもありますが、
これから一生かけてたくさん本を読みましょう。

今日オススメしたのは世界がわかる理系の名著 (文春新書)です。




ダーウィンの種の起源や、ニュートンのプリンキピアなどが分かりやすく説明されています。
受験の英文でも登場するので、親しみのある科学者もいるはずです。
生い立ちなども興味深いですが、それぞれの科学者の記述の最後にある「ニュートン後」などのコラムがオススメです。
その科学者に関する本が紹介してあるので、その本を手に入れ、さらに知識を深めていくのもいいでしょう。

本は、「今日は5冊買う」などと決めて本屋に行って、少しでも興味が湧いたものを手当たり次第に読んだ方が、知識と教養だけでなく、選別眼が身につきます。
あまり人に頼らず、自分の時間とお金をかけた方がいいのが読書というものです。


□映画

本と同じようにレンタルショップに行って手当たり次第に借りるのも効用がありますが、好きな作品があれば同じ監督が撮っているものや、同じ俳優が出ているものから攻めていくといいでしょう。

何人か、受験が終わったら映画50本オススメすると約束してると思うので、
是非聞きに来てください。


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現役生予備校の生徒は、今後香椎校には行かないので、来てくれるのであれば、赤坂校に火木金あたりで来てくれると嬉しいです。
報告はこのブログのトップにある「CONTACT」のフォームを使ってもOKです。

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冒頭に新しい事を始めましょうと言いましたが、僕も来年度にかけてchallengingな仕事が一つはじまりました。
なかなか体力と気力を使いますが、成長するきっかけになりそうでとても楽しいです。
ある程度形になったときに公開できたらと思っています。

個人主催のセミナーも行っていくので、卒業生の方も是非参加してください。

まずは3月29日のハリーポッターの呪文で学ぶ英単語の授業です。

是非。

https://eventon.jp/331/